給湯器のトラブル
給湯器は電機器ですから水漏れを発見し時は、使用してどのくらい経過してるのか確認しましょう。水漏れなどのトラブルが2年以内で起きていたら不良品の可能性が有ります。5年以内なら部品や接続の不具合である可能性を疑います。どちらにしてもメーカー対応すべき問題かもしれませんのでメーカーに一度は問い合わせしてみましょう。また、7年を経過後の水漏れの時は、部品の劣化が起こり始めていると考えてください。一般的に給湯器の寿命は10年から15年と言われております。使用年数が長期間になるにつれて部品は調達しにくくなります。部品の劣化が起こり易い箇所は、給湯器の給水部分のパッキンです。このパッキンの交換だけで直れば良いのですが他の部品にも当然のごとく経年劣化で痛みが見られるようでしたら本体ごと交換するのも一考です。また、業務店や飲食店で使用する給湯器は、使用頻度が極めて高いですから上記の記載内容は対象外となります。
給湯器でトラブルが発生した時は電気か水道かどちらでトラブルが発生しているか見極めが必要です。水道関連なら水道業者で給湯器の部品なら製造メーカーだと大まかに分別するとわかりやすいでしょう。
不完全燃焼が起きるときの事象
給湯器の不完全燃焼が起きるとさまざまな事象が生じます。これらの事象は、燃焼プロセスが効率的でないために発生し結果として安全性や性能に影響を与える可能性があります。以下に不完全燃焼が起きる際の主な事象を紹介します。
●黄色い炎:
通常、正常な燃焼の際は青い炎が発生しますが不完全燃焼が起きると炎の色が黄色っぽくなります。これは燃焼が不十分であることを示しています。正常な燃焼では酸素とガスが適切に混ざり、青い炎が発生しますが不完全燃焼では混合が不十分でガスの一部が燃焼しきれないため黄色い炎が見られます。
●煙や出力の増加:
不完全燃焼が進行すると燃焼によって発生する煙や排気ガスの量が増加することがあります。これは燃料が十分に燃えず未燃焼物が排気として放出されている兆候です。
●異臭の発生:
不完全燃焼によりガスが完全に燃えずに残ることがあり異臭が発生することがあります。異臭は通常、正常な燃焼時には感じられないもので未燃焼のガスが発生することで生じます。
●コンデンセーションの増加:
不完全燃焼が進行すると燃焼プロセスにおいて水蒸気の生成が増加する可能性があります。この水蒸気が結露して給湯器や配管周辺に水滴が形成されることがあります。
●熱効率の低下:
不完全燃焼が続くと給湯器の熱効率が低下します。これは、ガスやエネルギーが効率的に利用されていないことを示し結果的にエネルギーの浪費やコストの増加となります。
●火の消えやすさ:
不完全燃焼が進行すると炎の安定性が低下し火が消えやすくなります。これは、ガスの供給や混合が不安定であるためです。
これらの事象が給湯器で観察された場合は、即座に対処が必要です。不完全燃焼が続くと一酸化炭素中毒や火災のリスクが高まります。プロの給湯器技術者による点検や修理が必要です。安全を最優先にし給湯器の正常な動作を保つためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
給湯器でよくある故障と修理依頼先について
給湯器でよくある故障のいくつかと、修理依頼先についてご説明します。ただし、給湯器のメーカーやモデルによって故障の種類や修理方法が異なる場合がありますので、個別のケースに応じて水道屋に相談することが重要です。●よくある給湯器の故障例:
・給湯しない・熱水が出ない
給湯器が適切に機能しない場合、熱水が出ないことがあります。原因はさまざまで点火装置や燃焼器具の故障、ガス供給の問題、制御ユニットの不具合などが考えられます。
・漏水
給湯器からの漏水は、配管の破損やシールの劣化、給湯器本体の故障によるものが一般的で漏水は早急に対処する必要があります。
・異音や振動
給湯器から異音や振動がする場合、部品の摩耗や不具合が原因である可能性があります。燃焼器具や送風ファンの故障、ガスの流れの制約、不均等な燃焼などが原因となることがあります。
●修理依頼先:
・メーカーのサポートセンター
給湯器のメーカーは通常、故障時のサポートセンターを設置しています。メーカーの公式ウェブサイトや取扱説明書に連絡先が記載されている場合があります。故障の詳細を伝え修理に関するアドバイスや水道屋の派遣を依頼することができます。
・配管業者
給湯器の水道屋である配管業者に修理を依頼することもできます。地域の業者を検索し給湯器の修理に対応しているかどうかを確認してください。
給湯器は高圧ガスや高温の水を扱うため修理やメンテナンスには専門的な知識と経験が必要で安全面を考慮し自己修理を試みる前にメーカーのサポートセンターまたは水道屋に相談することをおすすめします。